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発達障害【お風呂が苦手】原因と対策

発達障害のお子さんがお風呂を嫌がる理由や対処法などについてまとめています。

・どうしてお風呂を嫌がるのか知りたい
・お風呂に入れる対策を知りたい
・感覚過敏の子向けの対策を知りたい

発達障害の子どもがお風呂を嫌がる原因

「子どもがお風呂嫌いで困っている」

発達障害のあるお子さまの場合、障害特性が原因で「お風呂に入ること」に大きな苦痛を感じるケースがあります。

お風呂に入ること自体に抵抗感があるのか

「顔に水がかかる」「湯船に浸かる」「体や髪を濡らす」「身体を触られる(洗われる)」

また、自分の状況や気持ちを言葉にするのが苦手で「なぜお風呂に入ることが嫌なのか」をうまく説明できないお子さまも多くいます。

  • 考えがうまく切り替えられない
  • お風呂に入った際の見通しが立てにくい
  • 感覚過敏のため傷みや不快感がある

何がハードルになっているかを知っていくことが大切です。

「お風呂が苦手」なお子さまの特性

感覚過敏(触覚過敏)がある

シャワーが熱すぎる、痛いと感じることがある。

強いこだわり等やマイルールがある

お風呂の手順(リンスを1回流す、背中→首→左方→左腕…など決まった順に洗う等)

手順の多さから「面倒くさい」という気持ちになってしまう。

自分の中で決まっていて、その通りにやらなければ気が済まない。

過去の体験がフラッシュバックする

湯舟で溺れかけたことやシャンプーが目に入ってしまったこと等が以前にあり、そのときの恐怖心や痛みがトラウマになってしまっている。

「清潔」の概念が分からない、他者視点が分からない

お風呂に入る=身体を清潔にしなければならない理由が分からない。人からどう思われるかを想定すること(他者視点に立つこと)が難しい。なぜ身だしなみを整えなければいけないのか、社会ルールを理解していない。それによってお風呂に入る必要性を感じない。

行動の切り替えが苦手

今やっていること(TVを見る、ゲームをする等)をやめることができない。興味があることを優先してしまい、お風呂がどんどん後回しになる。

見通しが立たないことが苦手

「お風呂に入る」ことは複数の作業(服を脱ぐ、髪の毛を濡らす、泡立てる等)から成り立っているため、何からどのように取り組むのか、いつまでに終わるかなどの行動の見通しが立たずに不安になる。

手先の不器用さがある

身体を洗う、こするという動作に困難さがあり、ちゃんと洗うことが苦手。また洗い忘れがあることを指摘され、自信がなくなってしまい、お風呂に入ること自体に抵抗感がある。

環境を作ってあげることが大事

子どものタイプを観察する

発達障害と言っても、タイプによって困りごとはさまざまです。子どもの個性によって、理由も異なります。まずは子どもがなぜ嫌なのか。つまり、ネックに感じている部分はどこなのか観察するところから初めてください。

対話形式で学習を進める

集中力が続かない子どもには対話形式で学習を進めることで、集中力が持続しやすくなります。学習中の大事なポイントで子どもに質問を投げかけるので、子どもは自分で考えて答えを出す必要があります。学習時間が長くても適度な刺激を与えられれば、集中力を保ったまま学び続けられます。

できたところは褒めてあげる

発達障害の子どもはできなかったときの記憶を引きずって勉強しなくなる場合があります。子どもが勉強しているときは側について、できたところはしっかりと褒めてあげましょう。

また、間違えてしまったところも保護者が一緒に考えてあげて正解を導き出してください。小さな成功体験を重ねることで、モチベーションもアップします。

「お風呂が苦手」やってはいけないこと

無理やりやってはいけない

お風呂を嫌がる子どもに、無理やり入れてはいけません。発達障害の子どもは単にお風呂が嫌いなわけではなく、拒否する理由があります。

生活スタイルが変わったために着いていけない、目先の楽しいことが気になって集中できないなど、その子がお風呂に入れない理由を探ることが大切です。

できないことを叱らない

間違っていたり、うまくできなくても子どもを叱ってはいけません。 発達障害の子どもはミスして叱られたことを、記憶に刷り込んで引きずってしまうからです。できなくて叱られたことがフラッシュバックしてしまいます。子どもを叱るとマイナスのストレスを与えてしまうので、注意が必要です。

発達障害の子どもをお風呂に入れる対策

障害特性からくる風呂への苦手意識を少しずつ、「風呂は入ったら気持ちいいし、出たらさっぱりしてやはり気持ちいい」成功体験を積み上げていくことです。

取り巻く多くの問題はちょっとした工夫で解決できます。入浴へ向かうモチベーションにマイナス影響を与えるものを減らすこと。そして、プラスのモチベーションをつくり出すこと、それは可能です。

①「お風呂に入る意味」を子どもが分かるように説明する

「自分視点」でしか物事をとらえにくい傾向があるため、「自分が損をする」という説明をすることがポイントです。

身だしなみを整えることが本人にとって“当たり前”ではないことがあります。

「清潔」でいるべき理由を説明するようにしましょう。

例: 身体を洗わずに、汚れが肌についたままになると、肌が病気になることがあるんだよ。
例: シャンプーをしないと、髪の毛がくさくなっちゃうよ。

②お風呂に入る「事前予告」をする

行動の切り替えが苦手、見通しが立たないことが苦手なお子さまの場合は、事前に「いつ」「何を(具体的に)」するのかを説明しましょう。

例: 〇時になったら、テレビをやめて、お風呂に入る準備をするよ。
例: お風呂に入ったら、シャワーで髪の毛を濡らして、シャンプーをするよ。そのあとにスポンジで身体を洗おうね。そのあとに身体を拭いて、髪を乾かしてから部屋に戻ってくるよ。

③お風呂が「楽しい場」になる工夫をする

お子さまが興味をそそられるような工夫をしてみましょう。

いつもと違う湯舟(色がついている、泡立っている等)に抵抗感を持つお子さまもいるため、お子さまに合わせて調整をすることが大切です。

例: 今日はあわあわのお風呂にするよ。
例: じょうろとやかんをもって、お風呂でおままごとしようね!

お風呂に入れたら「褒める」ことを忘れずに。

お子さまの成長スピードは一人ひとり異なります。お子さまに合わせたステップで、一歩ずつ達成感を得られるように進めていきましょう。

「できた!」が増えたときには、行動ができたそのタイミングに·できるだけ具体的に褒めることを心がけ適切に「褒める」ことで、自己肯定感が高まり、好ましい行動を定着させやすくすることができます。

逆に、できなかったときに叱ったり、説教をしたりすることは避けましょう。

叱られることを恐れて、やるモチベーション自体が下がったり、せっかくやったのに、余計なことを言われるなら最初からやらないという気持ちになったりしがちです。

介護ロボット「ナノミストバス」の入浴

ナノミストバスとは

湯船に浸からない新しいお風呂です。38℃~42℃の室温を保ちドライサウナのような息苦しさが無くサウナが苦手な方や高齢の方など、どなたでも心身ともにリラックスできます。リラックスした全身ナノ浴は優れた保温効果があり、入浴後はモイスチャー効果で、角質層に十分な水分を与え、乾燥によるかゆみを軽減でき、全身を包んだナノ粒子が体を芯から温めポカポカ感が続きます。

2023年度より、放課後ディサービスへの導入が始まりました。

ナノミストバスはベッドに寝ているだけで、入浴を行っていただけます。

所要時間は、約15分程度

通常の入浴は、水の圧力や足元の転倒などリスクも多く取り上げられています。

ナノミストバスでは、ベッド寝ているだけで入浴を行っていただくことが可能。

利用者・施設 双方にとてもやさしい製品です。

導入が開始されました、施設様をご紹介させていただきます。

合わせて「ナノミストバス」についてもご紹介させていただきます。(以下、参照)

 「重度心身障がい児 放課後等デイサービスはればれ」

 放課後等デイサービス「オスリー」

 「ナノミストバス」

 

株式会社EINS(アイン)が提供する製品はリフォームの必要がありません。

 電気工事・排水工事一切不要

 わずか350mlの水と1時間30円の電気代で入浴が可能です。

 1人にかかる入浴コストは10円程度です。

( ご自宅でも各施設でも ご利用いただいております)

通常200ℓのお湯をはって50ℓのシャワーで体を洗浄を行いこのお湯代だけでも250円ほどかかります。

1日2人で1ヶ月50人の入浴と考えても12,000円/月の削減が出来ます。

その他、入浴時間時間の短縮で人件費の節約にもなります。

入浴は、介護する側・介護される側 双方に負担が多くあります。

機械(製品)の力を借りて、より良い環境を提供いたします。

ナノミストバスについて詳しくはこちらをご覧ください。

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